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Cute Movies

トリコロールに燃えて

監督:ジョン・ダイガン

第二次世界大戦を舞台に繰り広げられる、華麗でそして奔放な女性の情熱的でそして切なく悲しいラブストーリー。


ギルダ(シャーリーズ・セロン)は14才の時占い師から「34才からの人生が見えない」と告げられる。そのことが脳裏から離れないギルダは時間を惜しむがごとく、奔放にそして懸命に自分の人生を生きようとしていた。
恋人ガイと出会いながらも、彼の元を離れ女優になったり、フランスでパトロンを作って写真家になったり。
そして、フランスでガイとモデルのミア(ペネロテ・クルス)と3人の享楽的な生活を送っていた。しかし、スペイン内、そして第二次世界大戦と3人の世界に大きな影を落としてきた。

とにかく、美人!
「これがあのモンスターの女性?」と目を疑う美しさ。
パリを舞台に華麗で優雅なファッションに身を包むシャーリーズ・セロンを見るだけでも、価値があるってくらい。

1930年代のモダンな多数の洋服、官能的なラブシーン、彼女の美しさが「これでもか!」って言うほど画面から飛び出てくる。

複雑な心の内を持つギルダ。そんな彼女が愛したのは、英国の大学で知り合ったガイ。そしてフランスで写真家をしている時にモデルをしていたミア。
3人の不思議な同居生活は彼女に一番の安らぎを与えてくれたんだと思う。

でも、それも戦争という大きな渦のなかでもみ消されてしまう。
ミアとガイがスペイン内戦に参加。そしてギルダはドイツ軍に進行されたフランスで1人愛する人のためにどう生きるか。。。。。
34才から先の人生が彼女にはあるのか・・・・?

ミア演じるペネロペ・クルスは今回は脇役に徹して、渋い役柄だったなあ・・・・
でも、しっかりと脇役演じて物語を締めてた。
真紅のドレスがそんな中で今でも忘れられない。

第二次世界大戦前後のパリの町並み、そしてファッション。
見応えあります!
どの場面もオシャレで、その頃のパリの雰囲気が画面からあふれ出てくる。
特にギルダの父親の家!あれは何?!城だぞ!
豪華で優雅。でも、戦争は全てを台無しにしていく。
人も物も何もかもを無にする恐ろしさ。

その中で、ギルダ、ガイ、ミアはいかにして生きていくのか?
愛する人のためにどう生きていこうとするのか?
美しい映像を見ているうちに、悲しみが込み上げてきた。

text by...  七福神

2004/11/05