【宮司の健康歳時記11月号】サンマの健康効果
窪八幡宮

秋の味覚「サンマ」
宮司の本間です。
段々と秋も深まり、朝晩が急に冷え込むようになりました。
しっかり栄養のある食事を取って冬に備えましょう。
という訳で、今月の歳時記のテーマは”サンマ”です。
秋のサンマはとても美味しいですね。あの香ばしい香りと脂のしたたる様は食欲をそそります。サンマは漢字で「秋刀魚」と表記されるように、秋が旬の魚ですが、漁期としては8月位から始まり、冬までの間続きます。ただし、脂がのって栄養が豊富なのは10月前後の時期ですので、この時期を逃さず頂きましょう。一昔前までは手軽な価格で手に入る庶民のサカナでしたが、最近は気候変動により漁獲量漁獲量が減少し、価格が高騰してきているのは残念です。また、世界的な和食ブーム、さらにはサンマの栄養価が諸外国にも認知されてきたことが、国内流通量の減少に拍車をかけているようです。
日本では古くから流通しているサカナですが、江戸時代には「サンマが出るとあんま(治療家)が引っ込む」と言われる程、その健康効果は知られていました。
【サンマの主な有効成分】
・EPA(エイコサペンタエン酸)
青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸という不飽和脂肪酸の一種で、悪玉コレステロールを 減少させ、善玉コレステロールを増加させる働きがあります。血液の粘度を下げ、血管を柔らかくすることから、動脈硬化や血栓症を予防する効果も期待できます。
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
これも不飽和脂肪酸の一種で、血液中の中性脂肪を減少させ動脈硬化を予防します。また、脳細胞の働きを活性化させる働きがあり、脳の発育や機能の維持が期待できます。
・タウリン
肝臓の働きを助け、悪玉コレステロールの代謝を促進させます。
【サンマの東洋医学的薬効】
・養胃健脾(よういけんぴ)
胃腸を養い、丈夫にする。
・益気補腎(えっきほじん)
エネルギーを増やし、腎の働きを補う。
焼きサンマの焦げた部分は香ばしいのですが、発がん物質が含まれているので要注意。サンマに付きものの大根おろしには、この発がん物質を分解する働きがありますので、サンマに大根おろしは絶妙な組み合わせです。また、ハラワタにはビタミンAやB12、レチノールなどが豊富に含まれており、アンチエイジングの効果も。ただし、寄生虫のアニサキスが寄生している可能性がありますので、よく焼いて召し上がって下さい。
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