いつもありがとうございます。小山畳店です。みなさんいかがお過ごしだったでしょうか。

久しぶりの朝ドラの話題。
現在放送中の‘’ｶﾑｶﾑ ｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ‘’。みなさん、ご覧になってますか？
今回の朝ドラは岡山弁、それも私くらいの年齢の人間が懐かしくなるようなひと昔前の結構深掘りした方言が用いられていてニンマリさせられます。

さて、話中にたびたびでてくる『ｵﾝ ｻﾞ ｻﾆｰｻｲﾄﾞ ｵﾌﾞ ｻﾞ ｽﾄﾘｰﾄ』という曲、ﾙｲ・ｱｰﾑｽﾄﾛﾝｸﾞの曲で劇中でも重要な役割を果たしています。邦題は『明るい表通りで』。
（以下日本語訳）

‘’コートをつかみ、帽子を取ったなら
悩みはひとまず置いといて、ドアをあけよう
明るい表通りをあるけば
何もかも良くなるさ


君と出会い何もかも変わったんだ
幸せな曲でステップを踏み鳴らして
明るい表通りをあるけば
全てがうまくいく


今まで暗い道ばかり歩いてきたんだ
でも今は恐くない


たとえ1セントも持っていなくとも
気分はロックフェラーみたいな金持ちさ
明るい表通りをあるけば
足元の塵もいつか金に変わるんだ・・‘’
（以下 略）


とても明るい感じの曲ですが、ドラマのなか、肉親の死など戦争のつらい時期を体験してきた主人公 、雉真（きじま）るいの母親がこの曲を幼少のるいに聴かせながら
「お父さんとお母さんの大切な曲じゃ。
またひなたの道を見つけて歩いて行こうね、るい。」
と語ります。

ふと私の頭にある言葉が浮かんで来ました。
『光あるうちに、光の中を歩め。』
過去には投げやりで虚無的な考えにとらわれて暗〜い生活を過ごしていた自分に届いた言葉でした。たぶん当時よりいろいろなことが整備されている今の方がこの言葉は沁みるような気がします。

朝ドラの主人公、るいの母親が言った‘’ひなたの道を見つけて歩いて行く‘’という言葉を聞いた途端、涙腺が決壊した私でした。

今年、寅年で年男。不惑と言われる40代もとっくに過ぎ、60歳になります。
畳の仕事も始めて42年。私が若い頃とくらべれば畳の数も減って来ています。
でも畳を納めたときのお客様の顔はやっぱり変わらないように思います。お客様に喜んでいただく仕事が出来ることの幸せを改めて思います。
今年も一生懸命やります。

どうぞよろしくお願いします。



それではまた。



小山畳店
岡山県瀬戸内市邑久町大富592
Tel.(086)942-3371