しゅまりのおはぎは、毎日でも食べられるように、と後口すっきりの甘さ控えめでつくっています。

北海道産の朱鞠（しゅまり）は他にはなかなかない淡い紫色の小豆です。餡にした時の鮮やかな色は、朱鞠だから出せる色合い。生産量が少ないので「奇跡の小豆」とも呼ばれています。
上品な香りとコクをしっかり生かすために砂糖を抑え、さわやかに焚き上げています。
また、“つぶしあん”にすることで、粒を残しつつも口当たりを滑らかに仕上げました。

お米は岡山県産のもち米“ヒメノモチ”とうるち米の“きぬむすめ”を使用。2種のお米を合わせて作っています。
焚き上げたお米は手間暇かけ丁寧につぶし、甘さ控えめの小豆の後にやってくるお米の甘みがふわっと残るよう、絶妙な粒感に仕上げました。

また、きな粉は創業130年、津山「半鐘屋」さんのきな粉を使っています。数あるきな粉の中から試作を繰り返し選んだきな粉です。香り良く、お米にも負けないこだわったきな粉は、しゅまり小豆のつぶしあんと変わらず存在感あるきな粉あずきが出来上がりました。

シンプルな和菓子だからこそ、ひとつひとつの素材にはこだわりました。
最高の一品をつくるために、時間をかけ丁寧に作っています。