【宮司の健康歳時記7月号】エコノミークラス症候群の予防対策
窪八幡宮
皆さん、こんにちは。宮司の本間です。
コロナ禍があけて、様々な乗り物で旅行に出かける機会も増えてきました。しかしながら、車内のような狭い場所に長時間動かずにいることで足の圧迫と血行不良から静脈に血栓が生じ、急に動いた時にその血栓が肺に流れ、肺の血管を詰まらせる「急性肺動脈血栓塞栓症」、いわゆる「エコノミークラス症候群」のリスクが高まっています。その症状として、胸の痛みや圧迫感、息苦しさ等の症状がみられ、場合によっては呼吸困難で死に至ることもあります。これは主に飛行機のエコノミークラスに長時間搭乗することによって起こる症状のためこの名が付けられましたが、飛行機のエコノミークラスだけに起こることではなく、ビジネスクラスやファーストクラス、あるいはバスや電車、自家用車でも発症することもあるので注意が必要です。過去にも、地震等の災害時に、倒壊した自宅の替わりに自家用車で寝た方が発症し、問題となりました。 当然、最近流行の「車中泊」の際も要注意です。要するに、狭い場所でジッとしていることによる運動不足と水分不足で血液の濃度が高くなり、流れが滞ることが大きな要因ですので、1時間に1回は歩いたり、足首を曲げたり伸ばしたりの運動を行い、水分をこまめに補給するようにしましょう。ただしアルコール類やコーヒーは利尿作用があり逆効果になるので控えてください。また、肥満や心疾患、糖尿病、静脈瘤などもリスクが高まる原因になります。
「ツボ」
血海(けっかい):膝の皿、内側上端から指3本分上
三陰交(さんいんこう):内くるぶしのてっぺんから指4本分上、骨の後ろ
委中(いちゅう):ひざ裏、太いシワの真ん中
いずれのツボも乗り物に乗った早い段階で少し強めに指圧しましょう。
その後、手や足の指先をしっかり揉むとさらに効果的です。
乗り物に長時間乗る際は、身体を締め付けるものは避けて、ゆったりとした服装を心がけましょう。ポリフェノールの豊富なブドウやリンゴ等の果物、納豆、ネギ等は血液をサラサラにする効果が高いので、普段から積極的に摂るようにして下さい。
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