アジアオリンピック(第3回アジア大会東京)金メダリスト松王清志
第三章 大阪合繊延縄株式会社に就職
Part.18 世界戦略により世界市場を開拓する 南米・北米編
episode 1 その当時、南アメリカに日本人はあまり行っていないと地域でした。その中ではチリでは結構な商売ができました。チリにはガットを扱う日本人がいて、その人と商売が出来たからです。ラケットやガットだけでなく釣り糸もよく売れました。
episode 2 ブラジルのサンパウロには日本人がたくさんいます。サンパウロは日本人村のようなものです。日本人移民は農業の開拓で行っていたので、そのころブラジルの農業を牛耳っているのは日本人でした。当然のことながらリオのカーニバルも見にいきました。そりゃ華やかで凄いお祭りですから必見です。
episode 3 コロンビアは、そのころからメジャーリーグで活躍する野球選手をたくさん輩出していました。
episode 4 メキシコではラケットはたくさん出ました。言わずと知れた“太陽の国”。メキシコシティーが3000m。高山病とは急に高所へ行くと数時間後に頭痛のほかに、ふらつき感、食欲不振、吐き気と嘔吐、疲労、脱力、怒りっぽさなどの症状になります。 急性高山病の症状を二日酔いのよう、と表現する人もいるほどです。 症状は通常、24~48時間続きますので。寝る前にベッドの横に高山病の薬を置いて寝ていました。高山病にアルコールは良くないのですが、得意先とはよく酒を飲みました。メキシコにはテキーラなど強い酒が多いのですが、私があまりにも酒をたくさん飲むものですから、相手がびっくりしていました。
episode 5 余談ですが、私は海外の会社と様々な契約を結んできましたが、どこの国へ行っても共通することが二つありました。契約の場に酒はつきものです。当時の日本人は酒を飲まされて、相手のペースで契約させられてしまっていたのです。日本人には酒を飲ませて商売すれば勝てることは、世界の常識になっていたのかもしれません。私はウイスキーもウォッカも誰にも負けませんでしたから最後に酔わされて契約させられたことはありませんでした。もう一つは通訳を通さないことです。通訳を通すとどうしてもこちらの真意が伝わりません。ガットの商売はグラム単位の商売ですので、ロットの単位になると大きな利益を失います。
episode 6 話しを元に戻しますが、有森裕子がコロラドで高地トレーニングを取り入れて、オリンピックで成果をだしたことで、今ではどの競技でも当たり前になりましたが、当時は高地トレーニングをする人はいませんでした。有森はコロラドで強くなりました。